エステサロンに必要な備品は?開業までに揃えたいもの12選

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エステサロンに必要な備品は?開業までに揃えたいもの12選

念願のエステサロンをオープンする際、開業までにどのような道具を揃えればいいのか、必要なものが多くて戸惑うかもしれません。エステサロンをオープンする際には、多くのサロン用品が必要となるため、早めの準備が必要です。

当記事では、エステサロンに必要な備品を3つのジャンルに分けて紹介します。各アイテムの適切な選び方も解説するため、参考にしてください。エステサロンに必要な道具をはっきりさせ、揃えるものを把握しておきましょう。

1. 【什器・機器】エステサロンに必要な備品と選び方

【什器・機器】エステサロンに必要な備品と選び方

エステサロンに不可欠な什器やエステ機器は行う施術メニューによって異なりますが、主に以下のものが必要です。

什器・機器 ベッド
スツール
ワゴン
業務用脱毛機器
業務用美顔器
業務用痩身機器

什器は目立つものであるため、デザインが選べる場合はエステサロンの雰囲気に合ったものを選びましょう。

1-1. エステベッド

エステベッドは、お客様にとってリラックスできるものであるとともに、エステティシャンが施術しやすい高さであることが重要です。エステベッドは、主に下記の3種類あります。

・フラットタイプ
・可動タイプ
・ポータブルタイプ

全身の施術をする予定ならマッサージベッドなどのフラットタイプを、フェイシャルエステやフットケアを重点的に行う予定なら椅子の形をした可動タイプを選ぶとよいでしょう。出張エステを計画している人には、ポータブルタイプがおすすめです。

1-2. スツール

スツールも、お客様が心地よく感じられ、エステティシャンが施術しやすいものにしましょう。エステサロンで使われるスツールは、キャスターが付いた背もたれのないものが一般的です。高さの調節がスムーズにでき、キャスターが揺れたり、動いた時に音が出たりしないものが最低限の条件です。

長時間の施術が多く、お客様の腰の負担を減らしたいなら背もたれ付スツールを選ぶとよいでしょう。出張を考えているなら、折り畳みタイプもおすすめです。

1-3. ワゴン

エステサロンで使うワゴンは、施術に使う道具がきちんと入るよう、横幅や引き出しの深さを確認してから購入しましょう。傷が付いた道具を使い続けるのは、お客様に不快な印象を与えかねません。

安価で買い替えやすいプラスチック製のワゴンか、傷が付きにくいステンレス製を選ぶとよいでしょう。ステンレス製のワゴンは掃除がしやすいことがメリットです。家具のように見え、インテリアに合わせやすい木製のエステワゴンもあります。

1-4. 業務用機器

外国産の機器を選ぶ際は、故障時やメンテナンス時に輸送コストがかかる点に注意が必要です。開業資金を抑えるために中古品を検討することもありますが、必ず保証期間を確認しましょう。取扱説明書や保証書、メンテナンス先と消耗品の入手先があるかどうかも重要です。リースは初期投資が低く済む代わりに、最終的な支払いは割高になる傾向があります。

業務用機器については、以下のコラム記事も参考にしてください。
【エステサロン向け】業務用脱毛機の選び方!サロンに最適な機器を選ぶポイント
【エステサロン向け】業務用美顔器の選び方|3つのポイントと美顔器の機能・種類も解説
【エステサロン向け】業務用痩身機器の選び方|種類と選ぶポイントも

2.【消耗品】エステサロンに必要な備品と選び方

【消耗品】エステサロンに必要な備品と選び方

消耗品などの小物類は、いざ開業してから「足りなかった」ということがないように、お客様の行動をシミュレーションして何が必要か確認しましょう。以下のものを揃えておけば安心です。

消耗品 バスタオル・フェイシャルタオル・おしぼり
ベッドシーツ・カバー
ペーパーショーツ・ブラ
コーム
スリッパ
基礎化粧品・メイク用品
ティッシュ・トイレットペーパー・衛生用品
ハンガー・荷物置きカゴ・傘立て

以下では、消耗品の選び方を紹介します。

2-1. タオル

タオルはお客様の肌に触れるものであるため、できるだけ質のよいものを選びたいものです。しかし、タオルは消耗品であるため、定期的に買い替えなければなりません。ずっと使い続けられる価格のものを選びましょう。

バスタオルは厚手で吸水性の高いもの、フェイシャルタオルやおしぼりは薄手でふき取りやすいものというように、用途に合わせて厚さを考えます。おしぼりを温めたり、クールダウン用にタオルを冷やしたりできるタオルウォーマー&クーラーがあると便利です。

2-2. シーツ・カバー

ベッドシーツやカバーは、洗濯して繰り返し使うものと使い捨てのものがあるため、施術に合わせて選びましょう。不織布でできている使い捨てのシーツは衛生的な上、ベッドの汚れを軽減し、ベッドを長持ちさせてくれます。また、顔を出す穴が開いたものなどさまざまな機能から選べます。

体に巻いて発汗を促すパラフィンシートや、枕に付けるピローシートなども施術に合わせて検討しましょう。

2-3. 替えの下着

お客様が施術中に身につけるペーパーショーツやブラも必要です。色は透けにくい黒や紺、茶色がよい※でしょう。ショーツはボクサータイプやトランクスタイプなど、さまざまな形やサイズから選べます。ブラは紐を後ろで結ぶタイプを選ぶと、サイズ調整がしやすく便利です。
※光脱毛施術時は濃い色は光に反応しやすいためピンクなどのご利用もおすすめです。

紙製品はジェルやオイルが付くと破れやすいため、耐久性が高く、着け心地のよいものを選ぶとよいでしょう。

2-4. スリッパや化粧品などの小物

お客様に履いてもらうスリッパは使い捨てでもいいですが、こまめに消毒できる場合はビニール製や革製もおすすめです。

また、施術後にお客様が身だしなみを整える際に必要なのが、消毒されたコームや基礎化粧品、メイクアップ用品です。お客様の肌トラブルを避けるためにも、エステ化粧品は成分にこだわったものを選択しましょう。

ティッシュやトイレットペーパー、衛生用品などの必需品に高級なものを使い特別感を演出すると喜ばれます。ハンガーや荷物を置くカゴ、傘立てに至るなど、お客様が使うものを100円ショップなどの安価なもので済ませると、現実感が出るため避けたほうが無難です。

3. 【スタッフ使用】エステサロンに必要な備品と選び方

【スタッフ使用】エステサロンに必要な備品と選び方

お客様の目に触れるものだけでなく、スタッフが使う道具も用意しなければなりません。以下のものを揃えておけば、万全の体制でオープンできます。

スタッフ使用 刷毛・ボウル・コットン
オイル・ジェル
契約書類
筆記用具
伝票・領収書・印鑑
ほうき・モップ・雑巾
ガラスクリーナー・重曹スプレー・クエン酸
ユニフォーム

以下では、スタッフが使う道具の選び方を紹介します。

3-1. 施術用道具

どのような施術を行うかで必要な道具は変わりますが、刷毛やボウル、コットンは必需品です。ボディ用には大きい刷毛、フェイス用には肌あたりのよい柔らかい刷毛など、用途に合わせて選びましょう。ボウルも、オイルを入れるならガラスのボウル、パック剤を混ぜるならラバーボウルという風に使い分けをします。

オイルやジェルは香りを数種類用意し、お客様に選んでもらう気配りをするとよいでしょう。

3-2. 各種書類

エステサロンで交付する「概要書面」と「エステティックサービス契約書」は、特定商取引法で定められている1か月以上かつ50,001円以上の契約をする場合に、必ず交付しなければならないと決められています。
出典:全日本全身美容業協同組合「エステティックサロンでの契約について」)

ミヤタッチのL'aideという電子カルテアプリなら、契約書を簡単な流れで作成可能です。顧客ごとに契約書やカルテをまとめられるため、サロン業務の効率も上がります。

また、事務作業に必要な筆記用具一式、伝票や領収書、店の印鑑も用意しておきましょう。

3-3. 掃除用具

掃き掃除や拭き掃除のために、ほうきやモップ、雑巾などの掃除用具も必要です。

鏡は指紋が付きやすく、汚れが目立つため常にきれいにしておきましょう。市販のガラスクリーナーや重曹スプレーが効果的です。中性洗剤も指紋や足跡などの皮脂汚れを落としてくれます。

水アカにはクエン酸がおすすめです。洗面台や蛇口も汚れが気になるところであるため、クエン酸で念入りに掃除しましょう。

3-4. ユニフォーム

エステサロンのユニフォームは、エステサロンが目指す雰囲気に合ったカラーやデザインを選びましょう。動きやすさやお手入れのしやすさも重要な判断ポイントです。

エステサロンのユニフォームは、主に下記の3種類です。

・ワンピースタイプ
・チュニックタイプ
・カットソータイプ

清潔感があり、女性的なワンピースタイプが人気です。パンツと合わせることが多いチュニックタイプは、アクティブな印象になります。カットソータイプはシンプルな印象になりやすいため、デザインや素材にこだわりましょう。

ユニフォームの詳しい選び方は、以下の記事を参考にしてください。
エステユニフォームのタイプ3つ&選び方のポイント3つ

まとめ

エステサロンを開業する際には、多くの備品が必要です。大きめで存在感のあるものは、エステサロン全体の雰囲気を左右するため、目指すテイストにあったものを選びましょう。タオルなどの消耗品は、定期的に買い替えなければならないため、無理なく買い続けられる価格のものを選ぶのがおすすめです。

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