【エステサロン向け】お客様に送るDMの書き方・例文とポイント
近年、エステサロンにおける「DM(ダイレクトメッセージ)」の役割は大きく変化しています。
ひと昔前のDMといえばハガキや手紙が主流でしたが、今では
公式LINE・Instagram・メール・SMS など“デジタルDM”も含めた総称として扱われています。
お客様一人ひとりの生活スタイルが多様化した今、
紙DMだけでも、LINEだけでも不十分。
最適なのは 紙DM × LINE × SNS を使い分ける“ハイブリッド型DM運用” です。
本コラムでは、DM活用の最新トレンドと、サロンが今すぐ取り入れられるコツをまとめて解説します。
- 1. エステサロンがDMを送るメリット
- 2. エステサロンがDMを送る上で押さえたい3項目
- 2-1. DMの種類
- 2-2. DMを送るタイミング
- 2-3. DMのデザイン
- 3. DMを作る際のコツ
- 3-1. 目的を明確に
- 3-2. パーソナライズ
- 3-3. 簡潔で分かりやすい件名、見出し
- 4. エステサロン必見!お客様の来店を促すDMの書き方と例文
- 4-1. お礼DM
- 4-2. 誕生日DM
- 4-3. 新規顧客へのDM
- 4-4. 休眠顧客へのDM
- まとめ
1. エステサロンがDMを送るメリット
DMを集客や情報発信のツールとして使うために、まずはDMを送るメリットをよく理解しましょう。エステサロンがDMを送るメリットは、以下の4点です。
| 既存顧客、休眠顧客にアプローチできる |
|---|
| DMは既存顧客はもちろん、しばらく利用のない休眠顧客にもアプローチすることができます。一度お店に興味を持ったお客様であるため、DM発送が再来店のきっかけになる可能性は高いでしょう。 |
| ターゲットを絞って送れる |
|---|
| 年齢や悩み別にターゲットを絞り込んでDMを送ることで、費用対効果の向上が期待できます。ターゲットとなるお客様をピンポイントで集客できるため、キャンペーンや新商品の発売など、力を入れてPRしたいときにも大きなメリットがあると言えるでしょう。 |
| 開封率が高い |
|---|
| チラシや広告に比べて開封率が高いのも、DMのメリットです。「DMメディア実態調査2021」では、本人宛のDM開封率は79.5%と高く、そのうち「話題にした」「インターネットで調べた」「来店した」といった行動をとった比率は21.0%でした。DMがお客様に行動を促すための有効なツールであることが分かります。 (出典:一般社団法人日本ダイレクトメール協会「DMメディア実態調査2021」https://www.jdma.or.jp/upload/research/20-2022-000021.pdf) |
| 効果を検証しやすい |
|---|
| DMは、集客やセールスにどのような効果があったのかを検証しやすいこともメリットです。効果検証は、DMハガキを持参したお客様の数、URLのクリック率などから測定します。効果検証で見えてきた課題を改善し、次の機会に生かすことで、回を重ねるごとに反響率の高まりが期待できるでしょう。 |
2. 今どきDMの種類とメリット(紙DM・公式LINE・Instagram・メール・SMS)
ひとくちにDMといっても、現在はさまざまな媒体があります。
ここでは、エステサロンで活用しやすい代表的なDMの種類とメリットを整理します。
2-1. 紙DM(ハガキ・手紙)
紙DMは「特別感」や「気持ち」を届けたい場面で最も力を発揮します。
- 半年以上ご来店のないお客様への「お久しぶりDM」
- お誕生日・記念日のご優待
- 高単価コース・年間プランのご案内
手書きのひと言を添えることで、「自分のために書いてくれた」と伝わりやすく、反応率アップにもつながります。
2-2. 公式LINE(1:1トーク・一斉配信)
コストを抑えてスピーディーに情報を届けられる、現在もっとも主流のDM手段です。
- 当日・直近の空き枠のお知らせ
- キャンペーン・新メニュー・新商品の告知
- 初回来店後のフォローメッセージ(ステップ配信)
- 来店前日のリマインド
公式LINEは「日常的な接点づくり」に最適なDMツールです。
2-3. Instagram DM
美容との相性がよく、投稿やストーリーズから自然に相談→来店につながりやすいのが特徴です。
- 肌悩み・体型悩みの相談
- メニューに関する個別説明
- 施術後の経過フォローやビフォーアフター共有
押し売り感を出さずに、距離を縮めたいときに効果的です。
2-4. メールDM
情報量をしっかり伝えたいときに向いています。
カウンセリング資料や長文説明など、文章が多くなるときにおすすめです。
2-5. SMS(ショートメッセージ)
SMSは到達率が非常に高く、「必ず見てほしい連絡」に最適です。
- 予約忘れ防止のリマインド
- 急な時間変更・キャンセルのお知らせ
- LINE未読のお客様へのフォロー
3.DMを作る際のコツ
DMを作る時、どのようなことを盛り込めばよいのかを設定しておけば作りやすくなります。この項目では盛り込みながら作成するコツをいくつか紹介します。
3-1. 目的を明確に
どのようなお客様に届けたいメッセージなのかを明確にし、そのお客様に合わせた言葉遣いやコンテンツを選びましょう。情報を押し付けるのではなくお客様が欲しがる情報を提供することが大事です。
3-2. パーソナライズ
DMの始まりにはお客様の名前を入れるようにしましょう。文章内にはそれぞれのお客様の個人的な情報やお悩みを盛り込んで上げることで、受け取るお客様が特別扱いをしてもらえているという充実感を与えることが重要です。
3-3. 簡潔で分かりやすい件名、見出し
手紙やハガキの場合は大見出しの部分、メールの場合は件名部分に一番伝えたいことを簡潔で分かりやすく表記するようにしましょう。パッと目に入った内容をいかに興味をもってもらえるかが、DMをすべて読んでもらえるかの鍵を握っています。
4.エステサロン必見!お客様の来店を促すDMの書き方と例文
お客様がエステサロンを利用する理由はさまざまです。「何かしら悩みを解決したい」と思っている方もいれば、「美しさをキープしたい」と思っている方もいるでしょう。DMを書くときに大切なことは、お客様のニーズに合わせて適切な言葉を選ぶことです。
以下では、アプローチしたい場面別に書き方と例文を紹介します。
4-1. お礼DM
お礼DMでは、来店してくれたことへの感謝の言葉と、施術時を思い出してもらえるような内容を記載しましょう。
【例文】
4-2. 誕生日DM
【例文】
いつも笑顔が素敵な〇〇様が、ますます実り多き1年を過ごされますことを心よりお祈りしております。
4-3. 新規顧客へのDM
新規顧客へのDMでは、お店の雰囲気を知らないお客様でも、安心して利用できるような言葉を選びましょう。
【例文】
当店の人気メニューベスト3の中から選んで、割引価格でご利用いただけます。この機会にぜひご来店いただき、当店自慢のリラクゼーションをご体験ください。
4-4. 休眠顧客へのDM
休眠顧客へのDMでは、来店時の会話などを盛り込み、お客様のことを覚えていることをアピールしましょう。
【例文】
前回のご来店時には、目元の乾燥が気になるとのことでしたが、人気の保湿コースもキャンペーン価格でご利用いただけます。〇日までの期間限定イベントとなりますので、この機会にぜひご利用ください。
まとめ
不特定多数のお客様ではなく、たった1人のお客様に向けて発信するのがDMの目的です。一度にたくさんのお客様にエステサロンやメニューのメリットを伝えようとしても、本当に伝えたいお客様には伝わりません。ターゲット層を絞り込み、できるだけストレートに訴えることを心がけましょう。
お客様が「ちょうど悩んでいた」というタイミングでDMが届けば、来店や商品の購入といった行動につながりやすくなります。
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