キャビテーションとは?痩身効果や脂肪ケアの仕組み・おすすめ部位も

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キャビテーションとは?痩身効果や脂肪ケアの仕組み・おすすめ部位も

エステサロンなどで話題のキャビテーション(cavitation)は、脂肪細胞やセルライトに直接アプローチできる施術法です。自己流の運動や食事制限では対処しにくい太もも・二の腕などの部分痩せのサポートに適しており、数回の施術で効果を実感しやすいと言われています。

今回は、キャビテーションの基本的なメカニズムや持続期間・施術頻度、キャビテーションの効果を高めるコツ、キャビテーションを受ける際の注意点などについて解説します。

1. キャビテーションとは?どんな施術?

キャビテーションとは?どんな施術?

「キャビテーション」は、液体中の圧力差によって空気の泡が発生・消滅する現象です。
液体中に急速な流れが生じると圧力が下がって無数の気泡ができ、圧力が上がる(元に戻る)と気泡がはじけて大きな衝撃が生まれます。

痩身エステにおける「キャビテーション」は、上記の原理を利用し、超音波を用いて脂肪細胞にアプローチする施術です。

キャビテーション専用マシンから出る超音波は脂肪細胞のみに反応し、肌などにダメージを与えることはほとんどありません。 また、施術中に「キーン」というような骨伝導音が響くことがあるものの、痛みを感じることは少なく、じんわりとした温かさが心地よいと思う方がほとんどです。

1-1. キャビテーションと他の痩身マシンとの違い

キャビテーションの他にも、メスを使わない施術はいくつかあります。
自分に合った施術で効率よく脂肪ケアをするためには、それぞれの施術の特徴を知ることが重要です。

以下では、キャビテーションとラジオ波の違いを説明します。

【ハイパーナイフ(ラジオ波)】
ハイパーナイフは、超音波ではなくラジオ波(高周波の電磁波)を利用して体内の水分を振動させる施術法です。

振動で摩擦熱を生み出し、冷えて固くなった脂肪細胞を温めることで、活性力アップ効果が期待できます。 また、ラジオ波とキャビテーションを組み合わせて、痩身効果を高めることも可能です。

なお「ハイパーナイフ」という名称は、「ナイフのように脂肪をそぎ落とす」という意味がこめられていますが、施術中に刃物を使うことはありません。

2. キャビテーションが痛みを感じにくい理由

キャビテーションが痛みを感じにくい理由

キャビテーションが痛みを感じにくい理由は、メスや注射を必要とせず、超音波を利用して脂肪細胞の分解を目指す施術であるためです。キャビテーションは超音波を脂肪細胞に当てるだけなので、切開や熱によるダメージなど、直接的な痛みの原因となる施術は必要ありません。超音波の振動により徐々に体が温かくなることを感じる場合もありますが、体温の上昇は3~5℃程度なのでやけどのリスクを伴うほどではないと言えます。

キャビテーションが痛いという意見が見られるのは、キャビテーション後のマッサージによるものだと考えられます。キャビテーションの効果を高めるためには、分解した脂肪やセルライトを体外に排出しやすい状態にすることが大切です。血管やリンパ管に脂肪を流すためのハンドマッサージにより、痛みを感じる方もいます。

3. キャビテーションの効果|セルライトや脂肪をケア可能

キャビテーションの効果|セルライトや脂肪をケア可能

キャビテーションマシンを使って脂肪が気になる部分に超音波を当てると、1秒あたり3万回以上の振動が発生し、水分が急速に流れはじめます。流れによって水分内の圧力が下がると気泡ができ、この気泡がはじけるときに周りの脂肪細胞を強く刺激します。

また、キャビテーションは、脂肪細胞そのものだけでなく、セルライトにもアプローチが可能です。セルライトは、脂肪細胞がコラーゲン線維と固着しているため、セルフダイエットでは中々落としにくい脂肪と言われています。

4. キャビテーション効果の持続期間と施術頻度

キャビテーション効果の持続期間と施術頻度

キャビテーションにより脂肪細胞が分解され、施術後は一定期間痩せやすい体質になると言われています。効果が持続する期間には個人差がありますが、施術後2~3日程度です。ただし、キャビテーションの施術自体は、脂肪を分解するだけにすぎず、老廃物として体外に排出されなければ再び脂肪となって固まってしまいます。効果的なサイズダウンを促すのであれば、週に1回~2回の頻度で施術を受けるのがよいでしょう。

また、施術の効果を持続させるためには、基礎代謝を上げて太りにくい体質を目指すことが大切です。一般的な体質改善の目安と言われる3か月程度を目標に、継続して通うのがおすすめです。

5. キャビテーション効果を高める方法

キャビテーション効果を高める方法

キャビテーションは脂肪細胞にアプローチできる施術ですが、ただキャビテーションを受けただけで体重が減るわけではありません。施術前後の過ごし方次第では、キャビテーションの効果が表れにくくなる恐れがあります。

キャビテーションの効果を高めるために、以下のことを心がけましょう。

【施術前】
施術前に軽い運動や入浴などで身体を温めておくと、施術効果が表れやすくなります。 また、普段から冷たい飲み物や薄着をなるべく避けて身体を冷やさないようにすることも大切です。
また、施術前に胃腸に負担がかかると、施術中に気分が悪くなる恐れがあります。 前日~当日は油ものを避けるなど、なるべく消化のよい軽めの食事を摂り、当日は食後1時間以上経ってから施術を受けましょう。

【施術後】
施術後に水分をしっかり摂ることで、キャビテーションで生じた老廃物をより早く排出することが可能になります。糖分・カフェイン入りの飲み物ではなく、ノンカロリー・ノンカフェインのお茶やお水などがおすすめです。
また、施術後は身体が疲れた状態になり、栄養・カロリーをたくさん補おうとするため、施術後2~3時間以内に食事を摂ると脂肪が再生産されやすくなります。 当日~翌日以降の食事も、なるべく野菜が多めで高たんぱく・低カロリー・低脂質なメニューを選ぶよう心がけてください。

キャビテーションの効果をさらに高めるため、施術後数日間はできるだけセルフマッサージや有酸素運動を行いましょう。 短時間で大きな負荷がかかる運動よりも、ある程度時間をかけながら無理なくできる、サイクリング・ウォーキングなどの運動がおすすめと言えます。

運動時間を確保しにくい場合は、一駅分余計に歩いたり、エレベーター・エスカレーターではなく階段を使ったりと工夫を行い、日常に有酸素運動を取り入れましょう。

6. キャビテーションの施術部位・おすすめシーン

キャビテーションの施術部位・おすすめシーン

キャビテーションは、全身ケアよりも「特定部位の集中ケア」に適した施術法と言われています。
特に人気の高い施術部位は、以下の通りです。

・お腹・ウエスト
・脚(太もも・ふくらはぎ)
・お尻
・背中
・二の腕

また、キャビテーションは、以下のような方におすすめです。

・部分痩せしたい
・即効性を重視したい
・リバウンドしたくない
・安全性が高く、痛くない方法で痩せたい

キャビテーションは1回~数回の施術で効果を実感しやすく、アフターケアに気を配ることでさらに効果が高まります。
「水着シーズンまでにウエストを細くしたい」「結婚式に向けて二の腕・背中をケアしたい」といった明確な目標がある方は、キャビテーションを検討してみましょう。

脂肪吸引などのような痛みやダウンタイム(施術後身体が回復するまでの期間)がないため、自己流ダイエットによるリバウンドを経験した方や、落としにくいセルライトに悩んでいる方、施術後の行動を制限されたくない方にもおすすめです。

また、キャビテーションは、EMS(Electric Muscle Stimulation)・リンパマッサージなどのボディケアと組み合わせることでより高い効果を発揮します。 EMSは電気刺激を活用した筋肉トレーニングであり、運動が苦手な方や運動時間を確保しにくい方に適しているため、併せて検討してみるとよいでしょう。

7. キャビテーションに向いていない方

キャビテーションに向いていない方

キャビテーションは痛みを感じにくく、比較的気軽に施術を受けられますが、施術には注意が必要な方もいます。ここでは、キャビテーションに向いていない方について詳しく解説します。超音波を用いる施術の特徴から、施術を受けられない方やあまりおすすめできないケースを紹介しますので、参考にしてください。

・脂肪が硬い方
キャビテーションは超音波の振動により脂肪細胞に働きかける施術ですが、冷えて固まった硬い脂肪には効果が出にくい可能性があります。硬い脂肪は、体に溜まった老廃物が脂肪と一緒に凝り固まった状態です。冷えて固まった脂肪には、熱を与える施術が効果的だとされていますが、キャビテーションは超音波の振動による施術のため、期待した効果が実感できない方もいるでしょう。

・皮下脂肪が厚い方
キャビテーションの超音波は、広範囲の施術を得意としているため、深い部分にまで効果が届かない可能性があります。そのため、皮下脂肪が厚い方は効果が感じられないと感じることもあるかもしれません。より深くまでアプローチできる別の施術のほうが効果的なケースもあるため、カウンセリングで相談してみましょう。

・摂食障害のある方
過食症などの摂食障害を持っている方は、施術を受けても期待した効果が表れにくい可能性があります。また、施術の効果が出ないことがさらなるストレスとなり、悪循環を招く可能性も否定できないため、施術は控えることをおすすめします。

・急性疾患のある方
急性疾患のある方は、キャビテーションの施術が血流や血圧に変化を与えるリスクがあるため、施術を避けましょう。動機や不整脈の要因にもなりかねず、症状をさらに悪化させる恐れもあります。疾患のある臓器や器官に影響がないとも言い切れないため、多くのサロンにおいて施術を受けることができないと明記されています。

・妊娠している方
妊娠中、もしくは妊娠の可能性がある方は、キャビテーションの施術を控えたほうがよいでしょう。キャビテーションの影響が子宮内にまでいたることは考えにくいものの、悪影響を与える可能性がゼロとは言い切れません。
また、妊娠中はホルモンバランスが不安定で、急激な血行促進などで体調を崩す可能性もあります。安全性が確立されていないという理由から、施術を断っているエステサロンも多く、万が一のことを考えても施術はおすすめできません。

8. キャビテーションを行う上での注意点

キャビテーションを行う上での注意点

キャビテーションは、体への負担が少ない上にさまざまな効果を期待できる一方、体質やその日のコンディションによってはデメリットとなることもあります。キャビテーションを受けた体は、いつもとは違う変化が起きるため、施術を受ける前に注意点をチェックしておきましょう。

8-1. 肝臓・胃腸に負担がかかる場合がある

キャビテーションにより血管やリンパ管に流れ込んだ脂肪は、肝臓を通って分解されます。施術後は脂肪の分解や老廃物の排出が促され、普段の生活に比べ肝臓に負担がかかる状態になるため、注意が必要です。

また、体の変化は胃腸にも影響を及ぼし、場合によっては下痢などの症状が出ることもあります。前日~当日は油ものを避け、なるべく消化の良い食事を摂るようにしましょう。また、当日は施術の1時間前までには食後を済ませておくと安心です。

8-2. 皮膚がたるむ可能性がある

キャビテーションにより脂肪細胞が減少した結果、皮膚表面がたるむ可能性があります。これまであった脂肪が急激に消失し、伸びていた皮膚が余ることが原因です。

引き締めの痩身エステを併用して行うのも効果的ですが、施術に加えて運動を取り入れてみましょう。筋トレや有酸素運動などの運動を取り入れながら施術を継続することで、体が引き締まり、たるみ予防の効果が期待できます。基礎代謝を高め、リバウンドしにくい体づくりにも役立つため、理想的なサイズダウンを促せるでしょう。

8-3. 骨伝導の金属のような音が気になる可能性がある

キャビテーションで照射された超音波が骨に当たって振動を起こすと、キーンという金属音のようなものが聞こえることがあります。

施術後も耳鳴りのように音が残ることがありますが、自然と解消される場合がほとんどです。ただし、人によっては、骨伝導により伝わってくる音が不快に感じることもあるため注意が必要です。特に、頭痛持ちの方や金属音が苦手な方は、施術前に必ず相談しましょう。

9. キャビテーション痩身機を導入するなら「ミヤタッチ」

メスを使わず超音波の力で脂肪細胞に働きかけるキャビテーションは、多くのエステサロンで導入されています。

これからキャビテーションを導入したい、または最新のマシンに買い換えたいと考えるエステサロン経営者の方には、業務用美容総合卸サイト「ミヤタッチ」の利用がおすすめです。

ミヤタッチでは、最新のキャビテーションマシンをはじめさまざまなエステサロン向け機器・什器などを取り扱っています。 専属インストラクターによる複数メーカー製品のデモ・導入講習をはじめ、メーカーでは難しい柔軟な対応が可能な点も、特徴の一つです。

これからエステサロンを開業したい方に対しても丁寧なサポートを行っていますので、ぜひ気軽にご相談ください。

まとめ

キャビテーションは体内の水分を振動させて気泡をつくり、気泡がはじけるエネルギーを活用して脂肪細胞やセルライトにアプローチする施術法です。 メスを使わないため痛みなどのトラブルが少なく、皮下脂肪があまり多くない方の部分痩せにも対応できます。

ただし、キャビテーションを受けただけで体内の脂肪細胞が完全に消えるわけではありません。 キャビテーションの効果を最大限に高めるためには、施術後に有酸素運動・マッサージを行い、食事の内容や摂り方にも気を配ることが大切です。

経営するエステサロンにキャビテーションを導入したい方は、ぜひ「ミヤタッチ」をご検討ください。

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