エステサロンの脂肪冷却機器の選び方!脂肪冷却の効果・仕組みとは
脂肪冷却は、「ダイエットしたい」「痩せて綺麗になりたい」「サイズダウンを叶えたい」という女性に人気のある方法です。厳しい食事制限をしたりメスで体を切ったりせず痩身をサポートできるため、エステサロンにとってもぜひ導入したいサービスの1つと言えるでしょう。
この記事では、エステサロンの経営者やオーナーに向けて、エステサロンに脂肪冷却機器を導入するメリットや脂肪冷却機器の選び方、導入時の注意点を解説します。脂肪冷却のメカニズムをあらためて確認した上で、効果的な機器を採用しましょう。
- 1. 脂肪冷却とは?
- 1-1. 脂肪冷却の仕組み
- 2. エステサロンに脂肪冷却機器を導入するメリット
- 3. 【エステサロン】脂肪冷却機器の選び方
- 3-1. 施術方式:カップ式かプレート式か
- 3-2. 施術方法:同時施術を重視するか
- 3-3. パッドサイズ:施術箇所に合うか
- 3-4. サポート:販売店のフォローはあるか
- 4. エステサロンに脂肪冷却機器を導入する際の注意点
- まとめ
1. 脂肪冷却とは?
脂肪冷却とは、皮膚と皮下脂肪層を冷やし、余分な脂肪にアプローチする施術方法です。従来ではハイフやサーモシェイプに代表される脂肪燃焼や脂肪溶解がメインでしたが、「冷却する」という逆の発想がもとになっています。
脂肪を冷やして身体をボディメイクするため、脂肪冷却は「クールスカルプティング」と呼ばれることもあります。海外のセレブには高い人気を呼んでいることから、最近は日本でも普及しつつあり、脂肪冷却を導入しているエステサロン・痩身サロン、医療痩身として提供しているクリニックも増えています。
1-1. 脂肪冷却の仕組み
人体の約70%を構成する水は0℃で凍り始めますが、脂肪の凝固点は4℃です。そのため、皮膚や血管、筋肉などの身体組織に影響を与えることなく、脂肪だけを冷やすことができます。4℃で凍らされた脂肪は機能せず、身体にとって不要な存在となることから、外に排出されると言われています。
基本的に脂肪を減らすには、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないように調整した上で、運動によって脂肪を燃焼させたり、筋トレによって筋肉を付けたりする必要があります。しかし、食事や運動による通常のダイエットだけでは、すぐに脂肪を落とすことはできません。そこで、脂肪冷却を取り入れれば、凍らせて死滅させることによって、効率的にすっきりとしたシルエットを目指すことが可能です。
2. エステサロンに脂肪冷却機器を導入するメリット
エステサロンが脂肪冷却機器を導入することには、以下のメリットが挙げられます。
・ダイエットのサポート効果が期待できる
脂肪冷却は、冷やした部位の20%が徐々に老廃物になると言われています。身体に不要な老廃物はいずれは排出されるため、ダイエットをサポートする効果が期待できます。また、脂肪冷却機器に対して「痩身効果がある」というイメージを持つ人は少なくありません。そのため、「脂肪冷却を行っている」と宣伝するだけで、確かな集客力を発揮するでしょう。
・部分痩せのニーズに応えることができる
脂肪冷却では、機器のカップなどを当てて施術します。全身を施術するには時間がかかるため、全体痩せには適していませんが、「二の腕だけ」「お腹だけ」と気になる部分だけを施術することが可能です。一般的に部分痩せは難しいと言われているため、「部分痩せしたい」と思っている潜在顧客を取り込むことができるでしょう。
・特別な技術がなくても施術できる
脂肪冷却の施術にあたって、必要となる特別なハンドテクニックやハンドマッサージ、知識は特にありません。基本的には、脂肪冷却機器を体に当てるだけのため、新人のエステティシャンでも施術できます。また、医療ではないことから、診察や麻酔も不要です。新しい機器を導入する際には教育が必須ですが、それほど教育の労力がかからないことはサロン運営において大きなメリットと言えるでしょう。
・アフターケアの手間がかからない
脂肪燃焼や脂肪溶解を目的とした施術では、体に何らかの痕が残ってしまう場合があります。その点、脂肪冷却は機器を当てて4℃に冷やすだけであるため、傷などが残る心配はほぼありません。施術後にエステティシャンがアフターケアしたり、お客様自身にメンテナンスを行ってもらったりする必要はないことから、気軽に施術を利用してもらえるでしょう。
3. 【エステサロン】脂肪冷却機器の選び方
脂肪冷却機器の導入はエステサロンの集客力アップにつながるものの、現在はさまざまなマシンが販売されているため、どれを選べばよいのか迷う人もいるでしょう。脂肪冷却機器の選び方は「施術方式」「施術方法」「「パッドサイズ」「サポート」の4点です。4つの観点に着目し、エステサロンに合う脂肪冷却機器を選びましょう。
3-1. 施術方式:カップ式かプレート式か
脂肪冷却機器にはカップ式とプレート式の主に2種類があります。カップ式は真空吸引するタイプ、プレート式は肌に当てるだけのタイプです。
カップ式では、施術部位を吸引しながら冷やすため多少の痛みやうっ血痕が伴いますが、相応の効果が期待できます。お腹など、ある程度脂肪がある部分に適している方式です。一方で、プレート式は吸引時の痛みはなく、二の腕や背中などそれほど脂肪がない部位にも施術できます。ただし、カップ式ほどの効果はあまり期待できません。
そのため、「効果を重要視するならカップ式」「初心者にも優しい施術にしたいならプレート式」を選ぶとよいでしょう。
3-2. 施術方法:同時施術を重視するか
カップ式とプレート式では、同時に施術できる数が異なります。カップ式は一度に施術できるのは1~2か所のみ、プレート式は4~8か所です。
カップ式は比較的効果が高くなるものの、強い力で脂肪を吸引する必要があるため、お客様の身体の負担を考えると同時に複数部位を施術することはできません。その点、プレート式の脂肪冷却機器は4~8つのプレートが付いており、さまざまな部位を一緒に施術することが可能です。ただし、施術効果はカップ式よりも弱くなります。
そのため、「お腹など脂肪の厚い部位に注力したい場合はカップ式」「全身施術など効率を重視したい場合はプレート式」を検討してみてください。3-3. パッドサイズ:施術箇所に合うか
カップ式・プレート式に関わらず、脂肪を冷却できるパッド部分の大きさは機器によって違います。パッドが小さい場合、細かな部位にも対応できるようになりますが、冷却部分が小さいために効果を実感しにくいという側面があります。しかし、パッドが大きければ、一度で施術できる範囲が広がります。
「細かなニーズにも対応したい」のであれば小さいパッドの機器でも問題ありませんが、「より効果を実感してほしい」と考えるのならパッドの大きい機器がおすすめです。
3-4. サポート:販売店のフォローはあるか
脂肪冷却機器自体の機能性だけでなく、脂肪冷却機器を販売する会社のサポート体制も重要です。販売店によっては脂肪冷却機器の取扱方法を熟知しておらず、誤った操作方法を提示される恐れがあります。脂肪冷却機器の操作を間違うと、期待するような効果は出ないため、不満を抱いたお客様からのクレームにも発展しかねません。
そのため、脂肪冷却機器を購入する際は、商品知識が豊富で導入指導もきちんと行ってくれる販売店を選びましょう。信頼できる販売店を見つけることが、エステサロンの集客アップの近道です。
4. エステサロンに脂肪冷却機器を導入する際の注意点
脂肪冷却はダイエットをサポートする効果の期待できる施術メニューです。しかし、脂肪冷却でアプローチできるのは皮下脂肪のみであり、内臓脂肪を減らすことはできません。お客様の中には「内臓脂肪を減らしたい」と思って脂肪冷却を選ぶ人もいるため、内臓脂肪を落とすには違う施術が有効であると案内するようにしましょう。
また、脂肪冷却の効果を得るには何度か通ってもらう必要があります。1回の施術で効果が出るのは稀です。そのため、脂肪冷却の値段は「1部位5,000円~」とリーズナブルな価格設定にすると、お客様が金銭的な負担を感じず継続的に通えるでしょう。利益を上げようと高額にしても、お客様が通ってくれなければ売上は伸びません。低料金で施術を続けてもらう中で効果を実感することができれば、顧客満足度の向上にもつながります。
まとめ
脂肪冷却は、4℃で皮膚と皮下脂肪を冷やして排出を目指す施術です。導入教育やアフターケアの手間が少なく、部分痩せのニーズにも対応できることから、脂肪冷却機器を導入することはエステサロンの集客力アップにつながります。
脂肪冷却機器を選ぶ際は施術方式やパッドサイズなどを確認した上で、信頼できる販売店から購入するようにしましょう。ミヤタッチでは、高品質な脂肪冷却機器を取り揃えております。専属のインストラクターによる講習を受けていただくこともできますので、お気軽にお問い合わせください。