エステサロンの吸引とは?効果や仕組み・メリットを丁寧に解説

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エステサロンの吸引とは?効果や仕組み・メリットを丁寧に解説

美容に気を遣いエステサロンに通うお客様からの要望が高い施術の1つに、セルライトやむくみへ対応したメニューが挙げられます。エステサロンにおけるボディケアメニューの中でも、「吸引」は比較的高いトリートメント効果を実感できることから特に人気です。

この記事では、エステサロンで行う吸引の概要や仕組み、期待できる効果と、エステサロンのメニューに吸引を導入するメリット・デメリットを解説します。吸引メニューに設定する価格の目安も紹介するため、エステサロンに吸引機器の導入を検討している人はぜひ参考にしてください。

1. エステサロンの吸引とは?

エステサロンの吸引とは?

エステサロンの吸引とは、美容機器を使用した痩身メニューの1つで、「サクション(suction)」とも呼ばれます。「吸引」という名称であるものの、エステサロンは医療機関ではないことから、医療行為に当たるメスでの切開などを伴う方法を用いることはありません。

エステサロンで行う吸引は、体内から直接的に脂肪を除去するのではなく、皮膚の上から該当部位に刺激を与えて痩身効果を期待する施術方法です。エステサロンで吸引に使用する機器は、「ローラーあり」と「ローラーなし」の2種類に大別されます。

1-1. 吸引の仕組み・期待できる効果

吸引で使用する美容機器は、掃除機のように皮膚を吸い込み真空状態にすることで刺激を与え、皮下脂肪・セルライトへアプローチします。

ローラーありのマシンでは、皮膚を吸引しつつローラーで皮下脂肪やセルライトをピンチングします。ハンドケアとは異なる刺激により、高いトリートメント力が期待できる施術です。

ローラーなしのマシンでは、皮膚を吸引しつつ施術部位を温めることで皮下脂肪やセルライトへアプローチします。ローラーありのマシンに比べて、施術の効果を実感するまでに時間がかかるものの、痛みを感じにくいことが特徴です。

2. エステサロンに吸引を導入するメリット

エステサロンに吸引を導入するメリット

エステサロンの痩身メニューにはさまざまな種類があるものの、美意識の高いお客様の中には従来の施術だけでは物足りなさを感じる人もいます。吸引機器を導入することによって、よりお客様の要望に応えられるエステサロン経営が可能です。

ここでは、エステサロンに吸引機器を導入するメリットを解説します。

2-1. 部分痩せのニーズに応えられる

吸引ができる美容機器を用いれば、身体のあらゆる部位に施術することが可能です。そのため、「部分痩せしたい」というお客様の要望に対応することができます。

基本的に、一般的な運動などで「部分痩せ」をすることはほぼ不可能です。人体の仕組みとして、有酸素運動をはじめとした一般的なダイエット方法で痩せる場合、全身の脂肪が均等に燃焼されます。「お腹だけ」「腕だけ」など、どこか1か所の脂肪を狙って落とすことはできません。ただし、「脂肪を減らす」のではなく、「筋肉を付けてたるんだ部分を引き締める」「むくみを解消する」などによって、該当部位のサイズを変化させることは可能です。

エステサロンの吸引では、皮膚を吸い上げて真空状態で刺激を加え、ピンポイントなむくみなどにアプローチします。施術部位の印象がスッキリするため、部分痩せを希望するお客様のニーズに応えることができるでしょう。

2-2. 美肌ケアも同時に叶えられる

吸引は、セルライトをケアすることが可能です。そのため、「美しい肌を手に入れたい」というお客様の要望にも、同時に対応することができます。

セルライトは、主に代謝の低下や血流の悪さなどが原因で肥大化した脂肪細胞が、肌の表面で目立つ状態を指します。排出しきれなかった老廃物や水分が、脂肪細胞と結び付いて大きな塊となり皮膚を押し上げることで、表面にボコボコとした形で現れることが原因です。

セルライトを解消するためには、脂肪を減らすとともにセルライトの原因となる水分や老廃物を排出することが必要です。そのため、水分や老廃物の排出にアプローチできるリンパマッサージや、むくみのケアが効果的と言われています。

エステサロンの吸引では、ハンドケアとは異なる刺激の与え方や揉み方によってセルライトケア効果が期待できます。そのため、ボコボコとした肌を滑らかな状態に導くサポートが可能です。

3. エステサロンに吸引を導入するデメリット・注意点

エステサロンに吸引を導入するデメリット・注意点

エステサロンに吸引を導入することで、お客様の幅広い要望に応えられるようになるため、集客力アップにつながる可能性があります。ただし、「施術部位によっては痛みが出やすい」「施術できない人もいる」といったデメリットも考慮しなければなりません。

ここでは、エステサロンのケアポイントについて肌タイプごとに解説します。

3-1. 痛みが出やすい施術部位がある

吸引を施す部位によっては、強い痛みを感じやすいため注意しなければなりません。痛みの程度には個人差があるものの、一般的に下記の部位は痛みの症状が出やすいとされています。

・脂肪が凝り固まっている部位
・普段あまり触れず、刺激に慣れていない部位
・皮膚が薄い部位

普通肌はノーマルスキンとも呼ばれます。うるおいがある一方で、季節や体調によって肌状態が変化しやすい肌質です。

元々刺激に敏感な体質の人や血行の悪い人、冷え性の人なども痛みを強く感じる傾向があります。また、骨の周辺や喉など、皮膚が薄い上に過敏になりやすいところは特に痛みを感じやすいため、慎重な説明やヒアリングを行いましょう。

ただし、基本的に吸引は痛みを感じやすい傾向にあり、高出力で施術を行うと、施術部位や程度に関わらずほとんどの人が痛みを感じます。トラブルを回避するためには、事前の入念なカウンセリングや施術開始後のこまめなヒアリングが重要です。

3-2. すべての人に施術できるわけではない

下記の条件に該当する人は、吸引の施術を推奨できません。

・当日の体調がすぐれない人
・水着を着る・温泉に行くなどの予定がある人
・妊娠中の人
・近日中の妊娠を希望する人

ローラー機能のあり・なしに関わらず、吸引の施術部位には赤みやアザが生じる可能性があります。肌を露出する予定がある人にはカウンセリング時にきちんと説明し、出力を弱めに調整して施術する、日程を変更するといった対応が必要です。また、原則として妊娠中、妊娠を希望する人には施術を行いません。

また、吸引の適切な頻度は、週に1~2回とされています。吸引は定期的な施術で効果を実感しやすくなるものの、高頻度の施術で劇的に効果が上がるわけではないことも、併せて説明することが重要です。短期間で効果を実感したいお客様に対しては、他のメニューと組み合わせるなど、できるだけ身体へ負担がかからない施術を提案するとよいでしょう。

4. エステサロンの吸引メニューの価格

「ぜひうちのエステサロンにも吸引メニューを取り入れたい」と考えた場合、他の店舗がどの程度の価格を設定しているかが気になるところでしょう。使用する吸引機器によって多少の変動があるものの、一般的には1回の施術に5,000~15,000円前後の価格を設定する店舗が多い傾向です。

吸引は、取り入れるエステサロンが増えたため、身近な痩身メニューの1つとなりました。しかし、比較的高価な部類に入ることもあり、「興味はあるものの気軽には申し込めない」と考えるお客様も少なくありません。エステサロンの客層に合わせて、割引のある低価格コースに組み込む・サービスが手厚い高価格コースを用意する、といった工夫がポイントとなります。

集客力アップに力を入れるのであれば、初回限定価格の設定やクーポンの配布なども効果的です。エステサロンの立地や客層、経営状態なども踏まえた上で、適切な価格を設定しましょう。

まとめ

エステサロンの吸引は、吸い上げた皮膚に刺激を与え、皮下脂肪やセルライトへアプローチする施術です。デメリットや注意点はあるものの、お客様の要望に応えられる範囲が広がるという特徴を理解した上で導入を検討しましょう。また、エステサロンの客層を踏まえて価格を設定し、カウンセリングやヒアリングを丁寧に行うことが大切です。

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