SHR脱毛で白髪を脱毛できる？脱毛のタイミングとおすすめの方法も

SHR脱毛の光エネルギーは、毛根に直接作用することで白髪のメラニンを破壊できるとされていますが、SHR脱毛でも効果が出ないケースもあります。白髪の脱毛を検討している人は、まず白髪のメカニズムについて把握することが大切です。

そこで今回は、白髪の仕組みや脱毛効果について解説します。白髪を自己処理するメリット・デメリットについても触れるので、白髪の脱毛に関する詳細を知りたい人は、ぜひ当記事を参考にしてください。

1.　白髪は脱毛できる？

最新の脱毛方法の中には、白髪にアプローチできることをうたう方式もあります。しかし、一般的な脱毛機に採用されている脱毛方法で白髪のケアは不可能です。そのため、白髪のケアを断るエステサロンも少なくはありません。

エステサロンのスタッフが脱毛機の使い方を誤ると、顧客に火傷や怪我を負わせるリスクがあります。リスクを回避するためには脱毛コースを担当するスタッフに、十分な講習を受けてもらうことが重要です。

ミヤタッチには経験豊富なインストラクターによる導入講習やフォロー講習によってスタッフ教育をサポートする仕組みがあります。安全にケアを提供するため、ぜひ有効に活用ください。

1-1.　SHR脱毛でも完全な白髪には効果が出にくい

SHR脱毛とは、毛を包む「毛包組織」に熱を与えて、抑毛や減毛効果を狙う方式です。SHR脱毛は「白髪もケアできる」と言われることもありますが、実際には異なります。

SHR脱毛の仕組み上、白髪に対して照射しても、熱を発生させることはできません。ただし、完全な白髪になる前の毛に照射する場合は多少の熱を発生でき、アプローチができる可能性もあります。

2.　白髪に脱毛効果が期待できない理由

「白髪にアプローチできる」と言われる脱毛法もありますが、効果性が高いとは言えません。以下ではその理由を、白髪ができるメカニズムや脱毛機の仕組みとともに解説します。

2-1.　医療レーザーや光脱毛は濃い色素に反応する

医療レーザーやエステサロンの光脱毛で使用する脱毛機の多くは、メラニン色素（濃い色素）に反応して発生する熱を利用して、毛根部分にダメージを与える方式です。完全な白髪にはメラニン色素がないため熱を発生させられず、十分な効果を狙えません。白髪と黒い毛が混在している部位に医療レーザーや光脱毛を行うと、通常は白髪のみが残ります。

そもそも白髪とは、加齢やストレスなどの要因でメラノサイト（メラニン色素を生成する細胞）の機能が低下もしくは停止し、黒色に染色されないまま生えた毛を意味します。肌の中で生成された毛はもともと黒色でなく、無色です。

皮膚の基底層で成長する際にメラニン色素を取り込んだ毛が、無色から黒色へと変化します。白髪が生えている部位は十分なメラニン色素が生成されていないため、毛に取り込まれる量が少ないもしくはまったくなく、黒色に変化しません。

なお、白髪をカラー剤で染色しても、毛に含まれるメラニン色素の量は変化しません。そのため、白髪を黒く染めたとしても医療レーザーやエステサロンの光脱毛で、十分な効果を狙うことは困難です。

2-2.　バルジ領域にダメージを与える技術はまだない

中には、SHR脱毛を「バルジ領域（毛を生産する部位）にダメージを与える方式」と説明し、「白髪にアプローチできる」と主張するエステサロンもあります。しかし、厳密に言うとSHR脱毛はバルジ領域を含む毛穴全体を蓄熱させてダメージを与え、抑毛・減毛効果を狙う方式です。現時点でバルジ領域のみにダメージを与える技術は存在しないことから、白髪にアプローチできる理由にはなりません。

また、SHR脱毛においても毛穴全体にアプローチする際に活用する熱を発生させるためには、メラニン色素が必要です。そのため、SHR脱毛も他の脱毛法と同様で白髪には十分な効果を狙えません。

3.　白髪を自己処理するメリット・デメリット

白髪には脱毛機の効果が出にくいことを理解した上で、カミソリ・毛抜き・除毛クリームなどによる自己処理を考える人もいるでしょう。白髪を自己処理する主なメリットは下記の3つです。

白髪を自己処理すれば水着や下着からのはみ出しを気にすることなく、好みのデザインを選べます。またVIOの白髪を自己処理すれば、生理中の経血の付着や湿気がこもる悩みの解消を図り、不快感の軽減につながります。

さらに、白髪を自己処理するにあたって予約は不要です。自己処理する方法では、自分自身の好きな時間を利用して気軽に白髪のケアができます。

ただし、白髪の自己処理には下記のデメリットも伴うことを理解しておきましょう。

カミソリやシェーバーで自己処理する際に肌を傷つけると、乾燥・かゆみ・痛みなどを引き起こすリスクがあります。傷から雑菌が侵入すれば、炎症を起こす可能性もあります。

また、頻繁な自己処理は色素沈着の一因です。自己処理によって刺激された部分の肌が硬化すると毛穴が悪目立ちし、肌ケアの妨げになる場合もあります。

さらに、IラインやOラインは手が届きにくく、自己処理の難易度が高い部位です。IラインやOラインは直接目で見て肌状態を確認することが難しく、仕上がりのムラが発生しかねません。
仮に均一に仕上がっても、自己処理直後の状態を長期的に維持することは不可能です。一定期間が経過すれば再度白髪が生えてくるため、定期的に自己処理する必要があります。

4.　脱毛するなら白髪になる前がベスト！

エステサロンでケアを受けるタイミングは、白髪が生える前がおすすめです。白髪が生える前に処理を完了した場合、介護が発生した際のおむつ交換が楽になり、サポートにあたる人の負担を軽減できます。

また、おむつ交換にかかる時間を短縮できれば、デリケートゾーンを人に見られることに対する心理的負担の軽減も可能です。

4-1.　おすすめの脱毛方法と脱毛機

エステサロンに導入できる脱毛方法には、SHR脱毛・IPL脱毛・SSC脱毛などの種類があります。種類によって特徴が異なるため、顧客の需要に合うものを選択しましょう。

SHR脱毛はケアを受ける際の痛みが比較的優しく、アトピー肌や敏感肌の人にもおすすめしやすい魅力がある反面、即効性を期待しにくい種類です。IPL脱毛は太い毛に対してもアプローチしやすい反面、毛周期に沿ったケアが推奨される種類にあたります。SSC脱毛は産毛に対してもアプローチしやすく、ケアを受ける際の痛みも比較的優しい反面、IPL脱毛ほどの即効性を期待しにくい種類です。

ミヤタッチで取り扱うおすすめ脱毛機の一例を紹介します。

「ReShot pro-リショットプロ-」は、女性・男性・子どもに対する専用モードが搭載された脱毛機です。高速仕様のSHRモードも搭載されており、広範囲をスピーディーにケアできます。
ReShot pro-リショットプロ-商品ページはこちらから

「Renaissance Luna-ルネッサンス ルナ-」は、女性開発者が考案したデリケートゾーン専用モード搭載の除毛機です。モードの切り替えだけで、フェイシャルケアメニューにも対応できます。
Renaissance Luna-ルネッサンス ルナ-はこちらから

ミヤタッチでは上記の他にも、多彩な特徴をもつおすすめ脱毛機を多数取り扱っています。顧客ニーズに合う脱毛機の導入を検討する際にはぜひ、ミヤタッチに相談ください。

まとめ

一般的な脱毛方法では、白髪のケアが難しいです。白髪はメラニン色素がないため、光脱毛やレーザー脱毛などの脱毛方法が効果的に働かないことがあります。したがって、通常の脱毛機では白髪の処理は行われません。エステサロンでも白髪のケアを断るケースがあります。

脱毛機の操作を誤ると火傷や怪我のリスクがあるため、エステサロンで脱毛機を扱う際は、経験豊富なスタッフによる適切な指導や講習を受けることが重要です。

ミヤタッチでは、経験豊富なインストラクターによる導入講習やフォロー講習があり、スタッフ教育をサポートしています。安全な脱毛ケアを提供するために、これらのリソースを有効活用してください。

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