メラニンって悪者?色素沈着の仕組みとケアの選び方

肌トラブルの中でも特に悩んでいる方が多いのが、「シミ」や「くすみ」「黒ずみ」などの色素沈着による肌のトーンの変化です。 近年では、顔だけでなく乳輪やVIO、唇などのデリケートゾーンのメラニンケアに対する関心も高まり、美容メニューとして取り入れるサロンも増えてきました。
お客様に選ばれるサロンづくりのためには、こうしたニーズに対応できる専門性の高いケアメニューの導入が鍵となります。
今回は、メラニンケアの基本知識として、メラニンの働き・色素沈着の原因・対処方法を整理したうえで、自宅・エステ・クリニックのケア方法の違いについても詳しくご紹介。 最後には、エステ現場で注目されている「ルメラ」を使った色素沈着ケアについても取り上げます。
メラニンケアの導入を検討している方や、より効果的なカウンセリング・施術提案をしたい方は、ぜひ参考にしてください。
- 1. メラニンって悪者?
- 2. 色素沈着とは?
- 2-1. 色素沈着がよく見られる部位
- 3. 色素沈着が起きる理由
- 4. 色素沈着ケアの需要が高まっている理由
- 4-1. ムダ毛はなくなったのに…?増えている“脱毛後の黒ずみ悩み”
- 4-2. マスク着用が日常化して広がる「顔のくすみ」問題”
- 4-3. 産後や更年期に急増?ホルモンと乾燥が引き起こす色素沈着トラブル
- 5. 色素沈着ケアにはどんな方法があるの?
- 6. プロ専用成分「ルメラ」で、エステ品質をあなたの肌へ
1. メラニンって悪者?
「シミが気になる」「肌がくすんできたかも…」そんな肌悩みの原因のひとつが“メラニン”。
メラニンは紫外線や摩擦、ストレスなどの刺激によって肌内部で作られ、過剰に蓄積すると色素沈着=シミやくすみに繋がってしまいます。
でも、実はメラニンは悪者ではなく、肌を守る大切な存在。 問題は「過剰に作られること」や「排出されずに残ってしまうこと」なんです。
2. 色素沈着とは?

色素沈着とは、肌内部に生成されたメラニンが長くとどまり、茶色っぽい跡として残ってしまう状態のことをいいます。 このメラニンは、紫外線や摩擦、炎症などの刺激から肌を守るために作られる色素ですが、排出されずに蓄積してしまうと、シミやくすみ、黒ずみとして肌表面に現れるようになります。
特に、ニキビの跡、虫刺され、カミソリによる刺激、ムダ毛処理後の炎症などがきっかけとなり、色素沈着が発生するケースが多く見られます。
また、下着やマスクのこすれ、紫外線の浴びすぎ、乾燥によるバリア機能の低下など、日常生活のちょっとした行動が引き金になることも。これらの刺激によって、肌は“防御反応”としてメラニンを過剰に生成し、それが蓄積されてしまうのです。
では、具体的にどの部位に色素沈着が起きやすいのか?次の項目では、色素沈着がよく見られる部位と原因についてご紹介していきます。
2-1. 色素沈着がよく見られる部位
- 脇・Vライン(デリケートゾーン)
- ニキビ跡(顔・背中)
- ヒジ・ヒザ・くるぶし
- 鼻下や口元
- 脱毛・シェービング後の肌
3. 色素沈着が起きる理由
以下のような刺激があると、肌は「防御反応」としてメラニンを多く作ります:
- ニキビや虫刺されなどの炎症
- カミソリやムダ毛処理による摩擦
- 紫外線によるダメージ
- マスクや下着のゴムによる擦れ
4. 色素沈着ケアの需要が高まっている理由

4-1. ムダ毛はなくなったのに…?増えている“脱毛後の黒ずみ悩み”
脱毛してムダ毛はなくなったのに…「黒ずみが気になる」そんな声、実はとても多いんです。 脇やVラインは摩擦や刺激を受けやすく、色素沈着が起きやすい場所。 見た目の変化が気になるだけでなく、人に相談しづらい部位だからこそ、放置されがちなのも事実です。 今、脱毛後の肌こそ“メラニンケア”が必要とされています。
4-2. マスク着用が日常化して広がる「顔のくすみ」問題
コロナ禍以降、長時間のマスク着用が当たり前になり、頬や鼻下、あご周りなどのくすみに悩む人が増えています。 マスクと肌がこすれることで摩擦が生じ、刺激によってメラニンが生成されて色素沈着に。 さらにマスク内の蒸れや乾燥もバリア機能を低下させ、肌のトーンが全体的に暗く見える原因になります。 「マスクを外すと顔色が悪く見える」と感じる方は、摩擦によるくすみ対策が必要かもしれません。
4-3.産後や更年期に急増?ホルモンと乾燥が引き起こす色素沈着トラブル
「昔は気にならなかったのに、最近くすみが増えた気がする…」 そんな声が増えてきました。妊娠や授乳をきっかけに肌の色が変わったり、年齢とともに乾燥が進んで肌の明るさが失われることも。 特に乳輪やデリケートゾーンは変化が出やすい場所。今やホルモンバランスや乾燥による色素沈着は、多くの女性にとって身近な悩みになっています。
5. 色素沈着ケアにはどんな方法があるの?
ここからは、自宅でのケア・エステ・クリニックでの施術に分けて、それぞれの特徴を紹介します。
ケア方法 | おすすめタイプ | 主な方法・施術 | 向いている部位 | 効果実感の目安 |
---|---|---|---|---|
自宅 | 日々の積み重ねで肌力アップしたい人 | 美白クリーム(ルメラ等)/摩擦レス生活/保湿・UV対策 | 乳輪・唇・脇・VIO・ひじ・ひざ | 4週間〜(継続で変化) |
クリニック | しっかり効果を出したい・濃い色素沈着が気になる人 | ピコレーザー/Qスイッチレーザー/美白外用薬・点滴・内服 | 濃いシミ・ニキビ跡・乳輪・唇・デリケートゾーン全般 | 1〜2回でも変化を感じる(個人差あり) |
エステ | 深部ケアや自己処理が難しい部位をケアしたい人 | 光フェイシャル(IPL)/エレクトロポレーション/VIO美白 | 顔全体・乳輪・脇・Vライン・背中 | 1〜3回で明るさ実感(5〜10回が目安) |
6. プロ専用成分「ルメラ」で、エステ品質をあなたの肌へ
たくさんの選択肢がある中で、今注目されているのが「ルメラ(LEMELLA)」を使ったエステでの色素沈着ケアです。